競売申立の費用はいくらかかる?
2020.07.27
競売を申立てるためには、費用がかかります。
では、その競売申立費用は一体いくら位かかるのでしょうか?
競売申立費用の内訳
一般的な住宅の場合、競売申立費用は、「100~120万円程度」になることが多いようです。
競売申立には、申立手数料、郵便切手代、登録免許税、予納金などの費用が掛かります。
この中で一番高額になるのは、予納金です。
予納金の額は、競売物件を管轄する裁判所や物件の数により異なります。
東京地方裁判所では、請求債権額が、
■ 2,000万円未満・・・80万円(令和2年3月31日以前に受理された申立ては60万円)
■ 2,000万円~5,000万円未満・・・100万円
■ 5,000万円~1億円未満・・・150万円
■ 1億円以上・・・200万円
となっております。
また、差押登記のための、登録免許税も安いものではありません。
■ 登録免許税・・・請求債権額の1000分の4
請求債権額が、3,000万円の場合12万円になります。
予納金、登録免許税などの他に、申立手数料や郵便切手などの費用を合わせると、「100~200万円」が競売申立に必要な費用となります。
そして、競売申立に掛かった費用は、債務者(お金を借りた人)が負担することになります。
任意売却を検討する場合、競売申立の前と後では返済額が変わってきますので、できるだけ早めにご相談されることが重要です。