競売のメリット、デメリット
競売のメリット、デメリット皆さんしっかり理解されていますか?!
なんだか競売って嫌なイメージありませんか?
もし自宅が競売にかかってしまった場合、どんなメリットがあり、デメリットは何なのか?!
競売申立された側(債務者)からの視点で解説します。
競売された場合のメリット
競売と聞くとなんだか怖い、、、不安、、、暗いイメージなど、マイナスなイメージを思い浮かべる方も多いと思います。
そんなイメージの競売にもメリットはあります。
メリットは、
ずばり
です!!
返済が滞ると必ずと言っていいほど、債権者(金融機関など)は、競売を申し立てます。
競売が開始されれば、あとは流れに沿って売却されるのを待つだけです。
一般的な不動産売却とは違って購入希望者の内見で家に居なくてはいけない、お部屋の掃除をしなくてはいけないなどの手間もなく売却されていきます。
競売された場合のデメリット
では、逆に競売のデメリットはなんでしょうか?!
安く売却されてしまう
通常の不動産購入とは違い、購入検討者は室内を見学することはできません。
また、現在の入居者がどんな人なのか、隣近所とのトラブルなども分かりづらく、落札検討する側にリスクがあり、どうしても通常の売却価格よりも安くなります。結果、返済できる額も少なくなり、残債が多く残ることになります。
返済方法を交渉できない
任意売却であれば、残債(借金)が残ったとしても債権者との話し合いで、毎月の返済額を抑えたり、支払えない意思を伝えることは可能です。ただし競売で借金が残り、債権者との話し合いができないままでいると支払い義務だけ残り、給与の差押や勤務先への連絡なども考えられます。
落札者の都合で退去させられる。
通常の売却や任意売却とは違い、どんな人が落札(購入)するかわからないため、引越し時期など打合せができない。
また、裁判所に申し立てることにより簡単に強制退去などの方法も取れるため引越し時期など話合いに応じてくれるとは限らない。
立ち退き費用はもらえない
落札者は立ち退き費用(債務者の引越し代)を支払う義務はありません。
任意売却の場合、債権者との交渉次第で引越し代を捻出してくれる可能性もあります。
競売になった情報が公開される。
普段の生活では、目にすることは少ないですが、競売情報を知った落札検討者が近隣の方に「どんな人が住んでいるか?」など聞き回り知れ渡ってしまうことも多いです。
精神的負担が大きい
たくさんの思い出が詰まったマイホーム。
競売で自宅を失うのは、精神的にも経済的にもストレスが大きいです。
また、競売情報の公開日から1週間程度は、自宅に知らない人が突然訪ねてくることも多く、それでけでも多くのストレスになります。
以上が、競売によるメリット、デメリットです。
もし自宅が何らかの原因で競売にかけられてしまった場合、メリット・デメリットをしっかりと把握した上で対策を講じましょう。