地面師の手口と空き家問題

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地面師の手口を念頭に置くと、空き家問題は喫緊の課題であると言えます。
 
プロの不動産業者でさえも騙しにかかる大胆不敵な地面師の存在は、今後もこの日本社会を悩まし続けるのではないでしょうか。
 
 
 

地面師の手口

 
 
 
地面師は、日本敗戦後の不法時代における闇市の暗黒的な時代背景の中で、跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)※1 していたと思われます。
 
日本全国が焼け野原で役所的機能が麻痺していた時に、勝手に縄張りを作るかのように土地の所有者になりすまし、登記関連書類を捏造し、転売でボロ儲けしていたようです。
 
最近でも、地面師はなりすまし詐欺を行い、不動産のプロであるデベロッパー業者からも掠取しています。
 
地面師は、10人ほどの徒党を組み、役割分担して犯罪に手を染めているのです。
例えば、主犯格のボスの元に、手配師、印刷屋、銀行屋、法律屋、教育係などを配置しています。
 
 
(※1)跳梁跋扈
悪人など好ましくない者が、我が物顔にのさばりはびこること。(大辞林第三版解説より)

 
 
 

過去の事件で考える空き家問題

 
 
 
積水ハウス事件も、最終的には空き家同然の物件に地面師が上手く喰らいついて喰い物にした、忌まわしい詐欺事件でした。
 
これからの日本社会を俯瞰すると、放置した空き家問題はますます深刻化すると懸念されます。
 
地方の高齢者が死亡して、相続する子どもたちは田舎の不動産に無関心で放置してしまうケースが増大することでしょう。
 
そうなると、景観の悪化、放火の危険性、犯罪利用、不審者による治安の悪化等、数え上げればキリがないほどのリスクを空き家は背負っているのです。
 
 
 

地面師回避のための空き家対策

 
 
 
悪の温床になりがちな空き家を、どうしたら健全な形にできるのか、どうすれば地面師の詐欺から回避できるのかを真摯に考えるべきだと思います。
 
地面師たちは、放置された空き家なら勝手に名義変更して転売しても、所有者が認識できないものとタカを括って犯罪を繰り返しています。
 
それに対抗して、次のような対策を取ったらどうでしょうか。
 
それは、「不正登記防止申出」制度を利用したり、「登記識別情報」を使いこなしたり、自身で司法書士を指定したり、登記に必要な情報を先には渡さないなどです。
 
なかなか見極めるのは難しいとは思いますが、少しでも怪しければ、信頼できる法律専門家、不動産会社、任意売却専門家などに相談することだと思います。
 
 
 

最後に

 
 
残念ながら、虎視眈々と私たちの土地や建物を狙っている地面師が存在していることを、念頭において暮らさねばなりません。
 
目に見えないので、まるで今回の新型コロナウイルスの如き。
地面師グループもコロナ同様に死滅することはないでしょう。嫌でも細心の注意を払いながら、共存していかねばならないようです。
 
免疫力をつければコロナウイルスに感染しても重症化しないように、地面師グループも避けてくれたら最も良いのですが・・・。
 
地面師グループが避けざるを得ないように、自身を防護服で固めること、すなわち理論武装することが必要不可欠かもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
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