ご相談いただき、差押を知る
先日、電話でご相談を受けた際にあったこと。
相談員: 林 / ご相談者: 青山さん(仮名)
林:「住宅ローン以外に支払いが滞っているものはありませんか?たとえば健康保険料など」
青山さん:「健康保険料は何とか支払っていますが、固定資産税が払えていないです」
林:「そうなんですね。固定資産税がお支払いできていないとのことですが、ご自宅に差押は入っていませんか?」
青山さん:「差押はされていないと思います」
林:「わかりました。念のため、こちらで調べてみますね。少々、お待ちください・・・」
林:「青山さん、ご自宅差押されていますよ。恐らく、固定資産税の滞納が原因と思われます」
青山さん:「えっ!?そうなんですか?差押したなんて連絡来てませんよ。え~・・・」
林:「もしかしたら、他の郵便物に紛れて役所からの督促状に気が付かなかったのかもしれませんね」
多少表現の違いはあると思いますが、このような流れでした。
青山さんは、ご相談いただいた電話で、ご自宅が差押されていることにお気づきになりました。
実は、青山さんのように、ご相談いただいて初めて所有不動産が差押されていることに気づかれる方は多いです。
地方税法では、
「滞納者が督促を受け、その督促状を発した日から起算して10日を経過した日までに完納しないとき、徴収吏員は滞納者の財産を差押しなければならない」
となっています。この差押は、事前の連絡や本人の同意なしにできることになっています。
督促状は、普通郵便で送付されますので、他の郵便物に紛れて見落としてしまうケースは多いです。
ですが、そういった理由は考慮されず、何も対応がなされなければ差押されてしまうことになります。
税金滞納による差押の場合、裁判所への手続きは不要ですので役所自ら差押をすることができ、ここ数年、税金滞納による差押が原因で「いちとり」にご相談にいらっしゃる方も増えています。
税金滞納がある方は、督促状や差押予告書が届いていないか、もう一度、郵便物を確かめてみることをお勧めいたします。
~ちょっと宣伝~
任意売却は、所有不動産が差押されている場合でも売却できる、役所や金融機関も勧める有効な手段の一つです。
売却の際は差押権者としっかり連絡を取り、差押解除を行いますので安心してお取引いただけます。
ご不明なこと、ご不安なことございましたら、「いちとり」までご相談ください。
いちとりは、「任意売却」を専門に扱う不動産会社です。
ご相談は無料。
最後まで責任をもって対応させていただきますので、どうぞ安心してお問い合わせください。
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