「住宅ローンの返済を、6ヶ月間も滞納してしまった」
「最近、金融機関だけでなく、裁判所からも書類が届くようになった・・・」
みなさんの中には、自宅を強制的に売却されてしまう「競売」を避けたいと思い、「任意売却」を検討されている方もいるのではないでしょうか。
信頼できる依頼先(パートナー)を見つけることができるか否かが、「任意売却」の成功のカギです。
パートナーを間違えてしまうと、「任意売却」は上手くいきません。
自ら「任意売却」について学び、信頼できるパートナーを見つける「眼」をもつことが重要です。
任意売却をするか否か、迷っているあなたのお役に立てれば幸いです。
【 目 次 】
1.任意売却のしくみ
2.落とし穴①:直接訪問してくる業者に依頼する
3.落とし穴②:地元の不動産会社または、大手の不動産会社に依頼する
4.落とし穴③:「引越し費用を必ず確保できる」という業者に依頼する
5.まとめ
任意売却とは、債権者(金融機関や保証会社)の同意を得て、不動産を売却する方法です。
住宅ローンの返済が困難になった場合、売却後に住宅ローンが残ってしまうような場合でも、自宅を売却することができます。
任意売却は、次のような手順で行われます。
<任意売却の手順>
1.不動産会社に相談
2.不動産会社を訪問し、面談
3.不動産会社と仲介の契約を結ぶ
4.不動産会社が物件を調査、査定
5.債権者と交渉
6.売却活動開始、購入者探し
7.売買契約
8.決済(物件の引渡し)、競売の取下
青文字で記載された部分が、あなたが行うことです。
それ以外の部分は、すべて不動産会社が対応してくれます。
▶ 任意売却とは
自宅が差押えになり、競売にかけられると、裁判所にその事実が掲示されます。
その掲示物などを見た業者が、直接自宅まで訪問してくる場合もあります。
一般的にこのような行動は、非常識と言わざるを得ないでしょう。
こうした業者には、任意売却を依頼しないようにしましょう。
次の落とし穴にも、注意が必要です。
<地元の不動産会社に依頼する>
「自宅から近い、地元の不動産会社に相談してみよう」と思われる方もいるかも知れません。
「わざわざ専門家に頼まなくても、日頃付き合いのある不動産会社に依頼すれば大丈夫なのでは?」という声も聞きます。
通常のご自宅の売却なら地元の不動産会社でも大丈夫ですが、任意売却の場合は違います。
地元の不動産会社は、任意売却に必要な「専門知識やノウハウ」「債権者との交渉力」を持ち合わせていないことが多いからです。
<大手の不動産会社に依頼する>
大手の不動産会社は、一般的な不動産購入や売却が主な仕事です。
したがって、「債権者との交渉」が必要な任意売却の知識やノウハウを持ち合わせていないことも多いです。
また、各店舗の営業マンは、毎月のノルマ達成に追われ、複雑で手間のかかる任意売却を積極的には取り扱わない傾向にもあります。
【結論】
任意売却の際には、会社の規模や知名度で選ぶのではなく、専門知識やノウハウ、債権者との交渉実績を持ち、小回りのきく、「任意売却専門の不動産会社」を選ぶようにするのが最善といえます。
最後に、任意売却を専門に扱う不動産会社の中で、依頼先を選ぶ際の注意点です。
任意売却を専門に扱う不動産会社の中には、「引越し費用50万円を必ず確保できます」などと、具体的な金額まで提示して、依頼を受けようとする会社も実際にあるようです。
今までこの記事を読んでくださった皆様ならもうご存知かと思いますが、任意売却は、「債権者の同意」を得て不動産を売却する方法です。
したがって、相談の段階で「引越し費用を必ず確保できる」と言ってくる会社は、まず怪しいと思ったほうがよいでしょう。
以上、任意売却を依頼する際の注意点を述べてきました。
今回学んだ知識を参考に、まずは、任意売却を専門に扱う不動産会社のホームページを閲覧してみてください。
次に、メールや電話で相談し、「信頼できそうだ」と思ったら訪問等を行い、色々と相談されてみてください。
きっと、あなたの力になってくれるはずです。
任意売却が成功するか否かは、「あなた」の決断次第です。
この記事が参考になり、少しでも良い方向に進んでいただけたら嬉しく思います。
▶ 任意売却依頼先の選び方
▶ 任意売却Q&A
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